簿記2級を初心者が独学で合格するにはパブリック・コミットメントが効果的
2016/06/08
簿記2級を初心者の方が独学で一発合格するには、
まずマインドセットの構築が重要だと前回の記事でお伝えしました。
マインドセットは、初心者が簿記2級の独学を継続する上で、重要な骨組み部分に当たります。
例えて言うのなら、一軒家を建てるときにまず地盤を固めて構築する
「基礎」と呼ばれる下部構造がありますよね。
マインドセットはこの基礎部分になるのです。
そして、この基礎部分をより強固なものへと昇華させてくれるのが「パブリック・コミットメント」です。
今回は、このパブリック・コミットメントについて詳しくお伝えしていきます。
パブリック・コミットメントとは
パブリック・コミットメントとは、自分の周囲に対して公約をすることです。
自分が大々的に発言、宣言したことによって、そこに束縛力が生まれます。
そして、この発言や宣言に対しての責任を取ろうとする心理作用が発生することにより、
簿記2級の独学を継続的に実践できるという仕組みになります。
友達や家族に公言する
まずは、自分の家族や親友、職場の同僚などに
「簿記2級を一発合格します!」
と宣言してみましょう。
もの凄く勇気のいることですが、これが後々の自分を成長させると思ってください。
家族や親友というものは、信頼があり、気が置けない存在ですよね。
大事な人との約束は、信頼関係にも繋がりますからどんな事があっても守ろうとしますよね?
そうなると、簿記2級の合格を宣言した次の日から、あなたはその約束に向かって、
なんとしても走り出さなければならないということになります。
また、どうしても直接宣言するのができないという人にはSNSを活用することをおススメします。
TwitterやFacebookなどのタイムラインに一言、簿記2級の受験について載せておくのです。
そうすれば、自分と親しい人たちの目に必ず入りますので、
直接宣言をしたのと同じ反応を得られることでしょう。
紙に書きだす
よくドラマやCMなどで、受験生の部屋一面に
「絶対合格!」
「○○大学へ行くぞ!」
などの目標が紙に書かれて貼られているシーンがありますよね。
この行為もパブリック・コミットメントの一種なのです。
勉強机に向かって猛勉強をする...
ふと疲れた時や勉強に飽きそうになった時、自分の目には
でかでかと書き出された「合格」の二文字が入ってきます。
これはある種の自己暗示でもあります。
自分はやればできる
絶対合格してやる
というポジティブイメージが強ければ強いほど、
さらにそれが継続できれば、自然と体がその方向に動き出してより目標に近づけるのです。
より具体的に書くと効果的
「簿記2級を一発合格!」
と書き出すのもいいのですが、それはあくまでも最終目標です。
より一層パブリック・コミットメントの効果を得たいのであれば、
具体的に細かい目標値を書くのが効果的です。
例えば
「1日に最低2時間は机に向かう」
「1週間で工業簿記のテキストを読み終える」
など、数字を交えた目標を設定すると具体性が出てきて
実行に移しやすいので、ぜひ試してみてください。
まとめ
パブリック・コミットメントを実行するより自分の心の内に秘めておく方が目標達成できる
という見解もあるようですが、今回の内容を実行するかしないかはあなた次第です。
私は実際に自分の妻に対して「簿記2級を独学で一発合格する」と発言しました。
かなりプレッシャーではありましたが、発言したことにより妻も理解してくれて協力的になってくれました。
さらに、手帳に簿記2級に合格するために必要な勉強時間や毎日の学習スケジュールを書き綴り、
いつでもチェックできるようにしておきました。
そして自分で設定した小さな目標をクリアできなければ、随時修正するということを繰り返していました。
このブログの記事を読んでいるあなたは、私の体験記をインプットしている状態なので、
今度はそのインプットをアウトプットに移すことが自己実現への近道となるはずです。
頑張っていきましょう!