簿記2級を独学で初心者のサラリーマンが一発合格した体験記

簿記2級の独学方法(勉強時間やテキストの選び方)を伝授します!

簿記2級の独学でおすすめなテキスト・問題集・過去問

      2017/03/06

簿記2級の独学でおすすめなテキスト・問題集・過去問

ここでは、私が簿記2級に独学で一発合格した当時に使用していた物を含め、

おすすめのテキストや問題集をご紹介します。

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簿記2級を独学で進めるテキストの選び方

簿記2級を独学で習得する為のテキストの選び方は、

とにかく分かりやすい内容でコンパクトなサイズなものを選ぶことです。

簿記2級を独学で、できるだけ短期間で習得するためには、

当然のことながら素早い理解力と暗記力が必要になってきます。

理解力と暗記力を高められるテキストの条件は以下の通りです。

・イラストや図形が多い

・印刷の色使いが多い

・問題や解説にストーリー性がある

人間の記憶力というのは、物事を文字で覚えるより

「図形」「色」で認識するほうが脳に定着しやすいと言われています。

さらに、問題や解説にストーリー性が含まれていれば、

より煩雑な取引のイメージもしやすくなり、短期間での理解力も高まるというわけです。

簿記2級は、「商業簿記」に加えて「工業簿記」が新たに問題に追加されますので、

覚える範囲がぐっと広がります。

さらに、テキストのサイズはコンパクトなものを選ぶといいでしょう。

理由は、いつどこにでも持ち運びが可能で、スキマ時間を使って学習ができるからです。

私のように社会人で受験する人は、とにかく勉強する時間がありません。

通勤途中やお昼休みなどのちょっとした時間を有効活用して学習を進めるためには、

バッグからすぐに取り出せるくらいの書籍サイズがベストなのです。

 

簿記2級の独学でおすすめなテキスト

ここでは、独学で簿記2級を受験するのにおすすめなテキストをご紹介します。

前項でお伝えした、短期間で理解力と記憶力が高まる条件を満たしたテキストは以下の通りです。

サクッとうかるシリーズ

パブロフシリーズ

スッキリわかるシリーズ

簿記の教科書シリーズ

ちなみに、私が簿記2級の独学で使用していたテキストは【サクッとうかるシリーズ】です。

商業簿記版と工業簿記版の2冊を購入して、分からない箇所があれば、

何度も読み返してボロボロになるまで読み倒しました。

イラスト掲載も多く、取引の流れが初心者でも理解しやすくなっています。

もっと詳細を突っ込んだ部分を理解したい人にとっては、

多少物足りなさが残るかもしれませんが、私のような簿記初心者には

気負いする事なく継続的に読み進められましたので、このテキストを選んで良かったと感じています。

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簿記の初心者は3級のテキストがおすすめ

簿記初心者の方がまず最初にぶつかる壁が勘定科目を使った「仕訳」の概念です。

貸方と借方の理論が分かっていないと、まずお話になりません。

今までまったく簿記を勉強したことの無い、完全な初心者が

いきなり簿記2級を受験するというのは

かなり難易度が高く一発合格も難しい状況となります。

そこで、すんなり簿記2級の問題を理解するためには

一度、簿記3級のテキストをざっとでもいいので読んでおく事をおすすめします。

最初から時短目的で、簿記2級の問題集を答えを確認しながら進めようとしても、

一番基本的な仕訳の理屈を理解していなければ、いきなり躓いてしまい、

早々に挫折してしまうのが関の山です。

面倒かもしれませんが、基礎を理解するところから始めなければ、初心者の独学受験は難しいです。

簿記の「ぼ」の字も知らない完全な初心者の方は、以下のような初心者向けのテキストを一度読んでおきましょう。

はじめての人の簿記入門塾―まずはこの本から!

ホントにゼロからの簿記3級 『ふくしままさゆきの簿記入門』シリーズ

どちらも2~3時間程度で読める内容ですので、

おおまかな簿記の理屈というものが理解できるはずです。

この3時間という「ヒト手間」をかけるかどうかで、

簿記2級の独学スピードに差が生まれる

と言っても過言ではありません。

特に、簿記に対して抵抗のある方や独学に自信のない方は、

初歩の段階からきっちりと学習していく事をおすすめします。

 

簿記2級の独学でおすすめな問題集・過去問

日商簿記2級 みんなが欲しかった問題演習の本

TACから出版されている「みんなが欲しかった」シリーズです。

スッキリシリーズと同じ著者なので、分かりやすい内容である事には違いありません。

また、出題区分が改定された平成28年度用にも対応しており、実践的な問題をこなす事が可能です。

 

日商簿記2級 網羅型完全予想問題集 2016年度

こちらは、予想問題がメインの問題集です。

追加論点も含め、過去の全出題パターンを網羅しているので、

独学の総仕上げとして実践するのにおすすめの1冊です。

 

合格するための過去問題集 日商簿記2級
直近12回分の過去問題集です。

緻密な解説と基本に基づいた攻略方法が掲載されているので、

ロジカルな学習ができます。

 

私が簿記2級で使用したテキストや問題集

最後に、私が独学で簿記2級に一発合格した時に使用していたテキストや問題集を紹介します。

 

サクッとうかる日商2級商業簿記テキスト(改訂六版) (サクッとうかるシリーズ)

サクッとうかる日商2級工業簿記テキスト

合格するための過去問題集 日商簿記3級 '13年6月検定対策 (よくわかる簿記シリーズ)

合格するための過去問題集 日商簿記2級 '13年11月検定対策 (よくわかる簿記シリーズ)

 

以上の4冊のみです。

私の場合、結果的に簿記3級は受験しませんでしたが、

受験に向けてひたすら3級の過去問だけを解いていた期間があります。

その経験値もあり、簿記2級は、テキスト2冊と過去問1冊という

最小限の投資で一発合格に成功しました。

当然のことながら、予想問題集をやり込んだり、専門学校の模擬テストで本番対策を取るのが、

さらなる合格率を上げる事に間違いはありません。

ただ、私の場合は、数ある独学スタイルのうちの1つとして捉えて頂ければと思います。

簿記2級の独学の方法は人それぞれですが、学習における基本的な

「予習と復習」の部分はどの分野においても同じだと言えます。

簿記2級を初心者からスタートさせる方は、

念には念を入れて、可能な限りの試験対策を取る姿勢で臨んでいきましょう。

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