簿記2級の全体像をマインドマップを使って捉える方法
2016/06/08
簿記2級の独学を始める前に、必ず行わなければならない事は「マインドセット」の構築だとお伝えしました。
簿記2級を独学で進めるマインドセットの構築ができたら、次に「マインドマップ」の作成に取り掛かりましょう。
簿記2級のマインドマップ
マインドマップとは、自分の頭の中で起こっている事を、ロジックツリーのような形式で
紙の上に吐き出し(アウトプット)視覚的なイメージで捉える事で、より記憶力や理解力を高める表現方法です。
簿記2級におけるマインドマップは、出題論点の整理や苦手項目の深堀り、
さらには独学で一発合格するために必要な考え方など、ありとあらゆる思考を具現化する事が可能です。
今回は、簿記2級のマインドマップを、独学で一発合格できた私の思考をもとに
作成してみましたので、参考にしてみて下さい。
エックスマインドを使って作成
マインドマップの作成方法は、一般的に「紙とペン」を使うと、
脳が刺激されて記憶の定着に繋がると言われています。
しかし、私は「Xmind」というソフトを使って、マインドマップを作成しました。
エックスマインドはフリーソフトなので、パソコンをお持ちの方なら誰でも使えます。
エックスマインドの基本的な操作方法は、
こちらのサイトを参考にすると非常によく分かりやすいです。
出題論点の整理
まず、おおまかではありますが、簿記2級の出題論点の整理をします。
これを作成する事で、簿記2級の全体像を簡単にイメージできますので、
学習の進め方にもバランス感覚を持てるようになります。
今回は、大カテゴリ―として「設問別」と、「2016年の追加論点」を入力しました。
さらに、削除項目は分かりやすいように「×印」をつけています。
苦手項目の深堀り
「決算三勘定」は過去問を見ても、ほとんど出題されていません。
私が受験した、第136回でも出題はされませんでした。
しかし私は、もし決算三勘定が簿記試験に出されたら、
パニックになってしまうかもしれないと想定して、
理解しづらかった箇所をマインドマップで整理しておきました。
独学で合格するために
「簿記2級を独学で一発合格する上で重要なマインドセット」でお伝えした内容をまとめたものです。
自分がなぜ簿記2級を独学受験しなければいけないのか?
という動機を明確にして、これから取り組む学習環境に関してもイメージを膨らませます。
今回は大雑把に作っていますが、独学で一発合格するためにはより多くの要素がありますので、
自分なりに枝分かれさせていくといいでしょう。
ロジックツリーで思考力を向上
ロジカルに物事を捉えられる人というのは、ビジネスや学問の世界で
優秀な結果を残せる可能性が極めて高いと言えます。
なぜならば、ロジカルシンキングによって
「余計なものを排除し、必要最低限な要素を理解」でき、
目的を達成するために「最短で効率的かつ効果的」な方法を生み出せるからです。
「簿記2級を独学で一発合格する」という目標に向かって突き進む為には、
このロジカルシンキングができるかどうかが重要だと私は考えています。
誰しも初めはできなかった
私も始めからこの「ロジカルシンキング」がスムーズにできたわけではありませんでした。
ある一冊の書籍との出会いによって、自分を変えることができたのです。
という本に書かれている通り、日々自分の頭の中で起きている「疑問」をメモに書き殴ることで、
頭の中のモヤモヤが理路整然と捉えられるようになりました。
簿記2級の勉強とは直接関係のあることではありませんが、
この本で紹介されている「メモ書きトレーニング」を毎朝5~10分実践することで、
学習の質が向上されたと私は実感しています。
まとめ
今回は、私なりの「簿記2級の全体像」を俯瞰する方法をご紹介しました。
実際に、エックスマインドで作成したマインドマップをPDFにした状態で、
自分のスマホに保存して、いつでも見れる状態にしておきました。
そして、モチベーションが低下した時や、勉強に行き詰った時などにこのマインドマップを見返していました。
0秒思考のメモ書きトレーニングも、最初は全くといっていいほどアウトプットできませんでしたが、
やり続ければ慣れてきて、結果的にロジックツリーの作成ができるまでになりました。
重要なのは、自分なりに簿記の独学に必要だと感じることは、どんどん積極的に取り入れて、実行に移してしまうことです。
「習うより慣れろ」という言葉の通り、簿記の大筋な勉強方法が分かったら、あとは実践あるのみです。
失敗を繰り返していく中で、自然と自分の改善点が見つかっていきますので、恐れずに前を向いていきましょう!