簿記受験は通信講座か独学か?メリットとデメリットを理解しよう!
2016/06/08
これから簿記検定を受検しようと考えている方は、まず始めに通信講座で勉強するか独学で進めていくか悩んでしまうことでしょう。
正直なところ、簿記3級、簿記2級は独学だけでも十分合格を狙える範囲です。
しかし、独学者の中にはどうしても力及ばず、何度受験しても失敗してしまう人がいます。
そういった場合は、やはり通信講座や通学講座で学習を進めていくことを視野に入れなければなりません。
今回は、あなたがこれから始める簿記の勉強方法を選ぶ際に重要となる、独学と通信講座のメリット・デメリットをお伝えしていきます。
簿記を独学で進める
まず、自分が簿記を独学で始める前に、その特性があるのかチェックする必要があります。
<簿記2級が理解できずに挫折しそうな人が読むべき7つの解決法>でもお伝えしているように、私なりに分析した簿記の独学に向いている人の特徴を参考にしてみて、1つでも該当する項目があったなら、独学に挑戦してもいいと思います。
簿記独学のメリット
簿記を独学受験する際の最大のメリットは、やはり費用面をかなり抑えられる点でしょう。
資格学校最大手の大原でさえ、簿記2級講座の受講費用は7~8万円となっています。
ちなみに、私が簿記2級に独学で一発合格した時に使用していた<テキスト・過去問>の合計金額はおよそ7000円ですので、通信講座のたった10分の1の金額で資格取得できることを考えると、美味しい選択とも言えるでしょう。
簿記独学のデメリット
その反面で、デメリットとなるのは、簿記の独学はたった一人で学習を進めなければいけないという点です。
通学講座や通信講座のように、簿記に精通した先生にピンポイントで分からない箇所教えてもらうことができないのです。
独学の際、自分の分からない項目をしっかりと腹に落とし込むまでには、それなりの時間がかかります。
これは簿記受験までに時間がない人にとっては、致命的なロスタイムとなってしまうのです。
簿記を通信講座で進める
もしあなたが上記でお伝えした、簿記の独学に向いている人の特徴に当てはまる項目が1つもなく、独学受験に不安があるのでしたら、迷わず通信講座をおすすめします。
通信講座のメリット
通信講座の最大のメリットは「短期間で質の濃い学習ができる」という点です。
ほとんどの通信講座の内容は一環しており、簿記業界に精通した講師陣らによる、試験対策テクニックや受験生が陥りやすいポイントをしっかりとカバーしてくれます。
各専門学校に蓄積された、何十年にも渡る受験データを満を持してコンパクトに濃縮したサービスとして受けられるので、自信を持って学習に取り組めます。
簿通信講座のデメリット
通信講座のデメリットは、ある程度決められた期間内に受講カリキュラムを消化していく必要があるので、自己管理やスケジュール管理能力が低い人は途中で躓いてしまう恐れがあります。
学習が一度止まってしまうと、遅れを取り戻すのに倍のエネルギーを使いますし、その時点で自堕落な性格が出てしまうと、結果的に手が動かず挫折してしまうことにもなりかねません。
例えて言うなら、子供の頃に「進研ゼミ」や「こどもチャレンジ」が続かずに途中で投げ出してしまった人は、その可能性が高いと言えます。
また、本当に細かい部分で分からない箇所が出てきた際、直接講師に聞くことができませんので(各社のサポートによる)通信講座でも継続する自信がないという人は、通学制の簿記講座の受講を検討しましょう。
まとめ
今回の記事で私が一番に伝えたかったのは、簿記の勉強方法は千差万別だということです。
独学でも通信講座でもメリット・デメリットがありますので、いかに自己分析ができて、自分の性格が把握できているかが選択の鍵になるかと思います。
あなたの簿記受験合格までの道のりを、より最短で質の濃い内容にしていく為にも、まずは「己を知る」ところから始めてみてはいかがでしょうか。