サラリーマンが簿記2級に短期合格するための方法
2016/06/08
毎日多忙に働いているサラリーマンのみなさん、お疲れ様です。
サラリーマンの中でも、キャリアアップや転職の為に、日商簿記の資格を取得する人は少なくはありません。
日商簿記検定の中でも、2級は経理の実務で活かせるだけでなく、財務諸表が読めることで、自社の経営状況を診断したり、取引先との交渉の際、有利に話を進める判断材料にもなることから、将来的に活動の幅を拡大したい営業マンにも人気のある資格です。
しかし、サラリーマンはとにかく忙しく、簿記の勉強に取り組む時間は限られてしまうのが現状です。
そこで今回は、サラリーマンである私が、日商簿記2級を働きながら短期間で一発合格できた方法をまとめてみましたので、参考にしてみて下さい。
短期間ってどういう定義?
「簿記2級を短期合格する」という定義だけでは、あまりにも曖昧な部分が多いですよね。
一般的に知られている勉強時間の合計は、200時間前後とされています。
簿記2級合格者の中には、「初学者が90時間で一発合格した」なんていう人もいるようですが、はっきり言ってこういう数字をあてにしてはいけません。
その理由は、個人個人の理解力であったり、学習密度にも差がありますので「自分も90時間で合格できる」と高を括るのは時期尚早というものです。
管理人のスペック
あくまでも一個人のデータなので、参考程度に見て下さい。
私の場合は、簿記3級の過去問だけを勉強した期間が約60時間ありました。
その後、3級は受験せずに2級の勉強に入り約200時間学習しました。
これは独学だけの合計で約260時間です。
一般的に言われている必要な学習時間通りですね。
簿記初学者がいきなり2級を受験するのは結構厳しい部分もありますので、予備知識として3級の基本部分は抑えるべきだと思います。
ちなみに私は高卒で勉強するのが大嫌いで、遊ぶ為に専門学校へ進学するような自堕落な人間です。
高校も普通科でしたし、専門学校は芸術系の学校でしたので、簿記の知識はまったくありませんでした。
当時を振り返ると非常に勿体無い時間の過ごし方をしていたと思います。
今更なのですが、あの頃もっと頑張って勉強しておけば、ブラック企業の社蓄にならなくて済んだのになと後悔するばかりです...
逆に捉えれば、若い頃の後悔があったからこそ今こうして勉強に励めるのかなとも感じています。
まずはマインドから
社会人として仕事で結果を出している人ならもうお分かりかもしれませんが、物事を極めるのに一番重要なことは、技術でもなく経験値でもない、マインドなのです。
マインドが育てば育つほど、自分の中にしっかりとした信念(核)が出来上がるので、モチベーションの維持にも繋がります。
まずは<マインドセット>から始めて、簿記2級を受験する自分をイメージしてみましょう。
入念な準備
サラリーマンであるあなたが、会社の一大プロジェクトのメンバーに選抜されたらまず何から始めるでしょうか?
当然のことながら、仕事に取り掛かる前の事前準備やマーケティングになるかと思います。
そして、簿記2級の受験も一つの重大なプロジェクトとして捉えれば、入念な事前準備が必然であることが見えてくるはずです。
<簿記2級を独学で進める前に必ず済ませておくべき7つの事前準備>
学習効率を極める
忙しいサラリーマンが、簿記2級を短期合格するために必要なものは、洗練された学習効率です。
短期間でより質の濃い内容の受験にする為に、独学の時間捻出を怠らず、自分に合った学習サイクルを作り出すことが必要となります。
<簿記2級を独学で合格するための学習効率やモチベーション維持方法>
まとめ
サラリーマンが日商簿記2級に短期間で、しかも独学で一発合格するのはやり方次第で可能です。
私の場合は、3級を1ヶ月、2級を3ヶ月という学習期間で受験して、なんとか一発で合格できました。
働きながらの受験は、いかに学習時間の捻出ができるかという部分がポイントとなりますので、まずは自分の学習スタイルの確立と中長期的な学習スケジュールを作成することが、結果的に短期合格への一番の近道となるのではないでしょうか。