簿記2級を女性が持っていると就職や転職に有利な5つの理由
2017/03/06
今となっては、「女性の社会進出」が当たり前の時代となり、安倍政権も「女性が輝く社会作り」を提唱してるだけあって、現代社会は「女性の活力」を必要としています。
日商簿記検定は、1954年に行われた第1回から始まり、60年以上の歴史を持つ知名度の高い資格です。
日商簿記検定の中でも、「簿記2級」は人気が高く、今でもユーキャンなどの人気資格講座にランクインしているほどです。
そこで今回は、簿記2級を女性が持っていると就職や転職に有利な主な理由を5つにまとめてみましたので、これから資格取得を考えている女性は参考にしてみて下さい。
理由その1.求人募集が安定している
簿記が活かせる仕事とは、言わずと知れた「経理部門」における経費処理などの帳簿付けになります。
経理や総務を一まとめにして「一般事務」と総称しているのが一般的で、女性の割合の多さからも、女性が就きやすい職種だということが分かります。
さらに、簿記2級を取得していれば、求人応募する際に大きなアピールにもなります。
極端な話、この世の中から会社という存在がなくならない限り、経理の仕事もなくならないので、求人需要がなくなるということは考えられませんよね。
ハローワークに行っても、事務職の求人は常に募集がかかっていますよね。
したがって、就職や転職の際にあくせくして職探しをする心配もなくなります。
理由その2.履歴書に明記できる
日商簿記3級を取得している方でも、履歴書の資格欄に記入することは可能なのですが、2級を持っていればより強力なアピールに繋がります。
簿記3級が簿記の基本知識の最低限の理解があるという点に対し、簿記2級は企業における経理担当者や経理事務員として、専門的な役割を果たせるポジションになりますので、希望職種が経理部門であれば胸を張ってアピールしたいところです。
理由その3.キャリアアップの基本資格
新卒者が一度企業に就職してしまえば、定年までその会社が面倒を見てくれるという、終身雇用の時代は終わってしまいました。
さらに、近年では結婚しない独身の男女が増えていますので、女性が自身の経済力を高める必要性も出てきているのが現状と言えます。
簿記の資格があれば、幅広い分野の職業へキャリアアップが可能です。
例えば簿記1級を取れば、会計士や税理士の道が開けますし、最近人気のある中小企業診断士やFP(ファイナンシャルプランナー)など需要の高い職種も視野に入ってきます。
簿記2級はキャリアアップを目指す女性にとって、簿記が基盤となり職種の選択肢が広がっていくのがメリットだと言えます。
理由その4.家計の見直しができる
家計を支えている主婦の方にとっても、簿記は有効な資格です。
簿記2級の知識があれば、企業の経営状況が把握できるレベルを持ち合わせていますので、毎月毎月の家計簿をつけるのが断然楽になります。
さらに、毎月適正な収支を把握できることにより、無駄な出費(経費)を抑えて、貯金を増やす(利益の最大化)ことも可能ですので、賢い主婦になれることに違いありません。
理由その5.出産後の再就職にも有利
子供を生んで、ある程度育児が落ち着いてきた頃に、また働きに出たいと考える女性も多いでしょう。
むしろ夫婦共働きじゃないと、家計を支えきれないという家庭もあることでしょう。
一度は就職したものの、結婚・出産で第一線を離れて、育児ブランクを経ての再就職は、いくら実務経験があったとしても当然厳しいものになります。
そこで簿記2級の登場です。
例えば面接時、「実務経験はあるが、育児ブランクがあるのでは?」と面接官に突っ込まれたとします。
その対応として「再就職を考えて、育児中に簿記2級を取得した」と返答するのです。
そうすれば仕事に意欲のあるアピール材料として、企業に好印象を与えられます。
まとめ
昨今の就職・転職事情は、資格だけ保有していれば良いという風潮ではなくなってきています。
資格だけ持っていても仕事ができなければ使い物にならないというのは当然のことです。
実情として、実務経験だったりその職種を通じて、将来のビジョンをしっかりと持てているかが、企業にとっての即戦力かつ長い目で一緒に働いていける人材を求めている裏返しのようにも映ります。
その中でも「女性の力」を求める企業は年々多くなってきていると感じます。
簿記というものは、将来も廃れることのない安定した分野ですので、取得しておいても損をすることはまずありません。
重要なのは、資格を取得することによって将来の自分がどう変われるかという長い目線を持って、真剣に就職や転職活動に取り組むことではないでしょうか。