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【最新】簿記2級の合格率と難易度について

      2016/06/08

簿記2級の合格率と難易度

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簿記2級を受験するにあたって、合格率と難易度は気になるところです。

過去のデータを参考にするのは、非常に良いことなのですが、平成28年6月の試験から内容が大幅に改定されることが確定しています。

さらに出題範囲については、平成28年から平成30年までの期間にかけて段階的に出題論点が追加されていきますので、これから簿記2級を受験する方にとっては、難易度が徐々に上がるという非常に厳しい受験となることが予想されます。

 

過去の合格率

それでは、参考程度に日商簿記2級の過去の合格率を見てみましょう。

年度実受験者数合格者合格率
142H28.2.2870,402名10,421名14.8%
141H27.11.1559,801名7,042名11.8%
140H27.6.1447,480名16,395名34.5%
139H27.2.2255,225名12,054名21.8%
138H26.11.1654,188名14,318名26.4%
137H26.6.840,330名13,958名34.6%
136H26.2.2355,960名23,254名41.6%

簿記2級の合格率は、30%前後とされていますが、直近で7回分の平均合格率を見てみると26.5%となっています。

ちなみに私は、第136回での受験でしたので合格率は41.6%とラッキー回だったといえます。

過去の合格率から分かることが1点あります。

それは、前回の合格率の良し悪しによって次回試験の調整(難易度の上下)が入りやすいということです。

実際に、第135回と第134回の合格率が22.5%と13.9%という厳しい数値でしたので、136回の問題は甘目に作られていたのだと思われます。

試験問題作成者の癖や嗜好性なども若干加味している部分もあるかとは思いますが、日商簿記検定2級の合格率の均衡を保つためにも、こうした力技が加わるということも想定しておきましょう。

 

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今後の難易度はどうなるの?

簿記2級の試験範囲変更となった理由は、近年における経理の実務内容と大きなズレがあったからです。

現代の企業はM&Aによる統合・合併で分社、子会社化する会社が増えてきているので、経理で連結決算の知識がある人材を求めています。

さらには、会計分野にもITに対応したソフトウェアの導入や、グローバル化により外貨を取り扱う企業が増えてきているのが現代社会の実情です。

こうした時代のニーズに対応すべく、実務では使えないと言われ続けてきた日商簿記検定が資格取得後の転職や就職、キャリアアップなどに確実に活かせるようになったのです。

日商簿記検定において、これからの3年間は変革の年になることでしょう。

簿記2級の過去問をやり続けてきた人にとっては、新しい分野が追加されるので難易度が上がったと感じるのは当然です。

今までやってきた学習が徒労に終わり、また新たな知識を詰め込むのが億劫になり、受験自体を諦めてしまう人もいるかもしれません。

しかし、平成28年6月以降の試験が初めてだという人にしてみれば、1から勉強するのでモチベーション維持に関してはさほど関係ないと言えます。

もちろん、過去の簿記2級と比べた時点で難易度が上がっていることは間違いありませんが、その分実務で使える資格として生まれ変わろうとしている時期だと考えましょう。

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